Projects - MEETのプロジェクト

Meet VideoExplorer

問題発見のためのビデオプレイヤー

ソフトウェアの概要

大学教育で、能動的な学習者を育てることを目指すとき、学生の問題発見をどう支援するのかは、大きな課題の一つです。また、一方で、徐々にネットワーク上で容易に入手することができるようになってきている映像リソースを、いかにして大学教育に活用するかという関心も高まっています。

Meet VideoExplorer MEET VideoExplorerは、映像資料からの問題発見を支援するためのソフトウェアです。このプロジェクトでは、学習者が自分の関心に関連した映像資料に簡単にアクセスし、マップを描くことで視聴した複数の映像リソースの関係性を整理し、自分の問題を発見できるようになることを目指しています。

上記の学習活動を支援するために、VideoExplorerは次のような機能を備えています。

  • 映像資料にメタデータをつけて検索できる機能(サーバ部で、映像資料を登録し、メタデータを付与することで機能します)
  • 自分の視聴履歴を記録できる機能
  • 気に入った映像資料にブックマークをつけることができる機能
  • 視聴したクリップを元に、コンセプトマップを作成することができる機能

VideoExplorerの利用

本ソフトウェアは、2009年3月にベータ版をShared Sourceの形でMicrosoft CodePlex上で公開しています。http://www.codeplex.com/mve

VideoExplorerにはサーバ部とクライアント部があります。また、連携して動作するストリーミングサーバ、データベースサーバが必要です。以下は、VideoExplorerを動作させるために必要な環境と準備の概要です。

■環境
ストリーミングサーバ:Windows Media Server, wmvファイル
データベースサーバ:Microsoft SQLserver (Express)
サーバ部動作環境:
クライアント部動作環境:Windows Vista または XP (.NET Framework 3.5を導入済みのこと。)

■準備の概要
サンプルデータに従って、ストリーミングサーバで公開可能にした映像ファイルについてのメタデータ(番組タイトル、概要、そのファイルを分割するセグメント情報、キーワード、動画ファイルのURLなど)を入力する。また、ユーザアカウント情報も登録する。登録には Microsoft SQL Server Management Studio (Express)などを用いる。
上記の準備が済んだ後、クライアント側で、Meet VideoExplorerを起動し、登録されたアカウントでログインして利用する。

■使い方
MeetVideoExplorer簡易説明書(PDF580K)