ダウンロードサイトは以下の2つのサイトがあります。

  1. Github
    • 英語で書かれていますがサーバパッケージやドキュメント(日本語/英語)をダウンロードできます。
  2. マイクロソフト先進教育環境寄附研究部門の旧サイト(日本語)
    • クライアントのソフトウェアをダウンロードするだけでしたら、こちらから最新版をダウンロードすることが可能です。
    • 一部古い記述もありますが、適宜更新をしています。

ソフトウェアの概要

近年、初等中等教育ばかりでなく、高等教育においても、近年、学生の読解力の低下に懸念が示されてきています。とくに読解力といっても、内容を理解できるという点以上に、読んだ文章をもとに学習者自身が思考を深め、意見を構築する活動に注目が集まっています。

MEET eJournalPlusは、批判的読解を高める学習活動を支援するためのソフトウェアです。このプロジェクトでは、Tablet PCによる直感的な操作により、学習者が様々な文章を構造的に理解するとともに、文章内容にしっかりと立脚した形で、自分の意見を述べられるようにすることまでを目指します。

上記の学習活動を支援するために、eJournalPlusは次のような機能を備えています。

  1. 電子的文書に対する下線引き・コメント機能:電子的文書はMicrosoft Office Word 2007で生成されるXPSファイル、下線引きはマウスまたはTablet PCのペンで行います。
  2. 文章構造を整理するために、下線引き部分から直感的にコンセプトマップを描画する機能
  3. コンセプトマップをもとにして、レポートの作成を支援する機能
  4. ネットワーク(eJournalPlus ServerあるいはWindows Live@edu)を介して相互コメントを行うことができる機能


eJournalPlus learning cycle


このプロジェクトは、東京大学マイクロソフト先進教育環境寄附研究部門(MEET: Microsoft chair of Educational Environment and Technology) においてスタートしました。

マイクロソフト株式会社シリコンスタジオ株式会社株式会社スパイスワークス の協力を得て行っています。

また、この研究の実施にあたっては、電気通信普及財団 の研究助成、科学研究費補助金(若手研究(B) 課題番号21700826、挑戦的萌芽研究 課題番号16K12796), 専修大学個人研究助成(2011年度)を受けています。

このプロジェクトの研究成果の一部は、ED-MEDIA 2008 Outstanding Poster AwardCSCL2009 Best Technology Design Awardを受賞しました!


プロジェクトメンバー

  • 望月 俊男(専修大学/東京大学):プロジェクト統括
  • 西森 年寿(東京大学):コンセプトメイキング、開発補佐
  • 椿本 弥生(東京大学):評価
  • 大浦 弘樹(ワシントン大学大学院/東京大学):開発補佐
  • 佐藤 朝美(東京大学大学院):プロジェクト管理
  • 三宅 正樹(東京大学大学院):コンセプトメイキング
  • 舘野 泰一(東京大学大学院):コンセプトメイキング
  • 渡部 信一(マイクロソフトディベロップメント):システム開発
  • ヘンリク ヨハンソン(シリコンスタジオ):システム開発
  • 浜田 三千代(シリコンスタジオ):インターフェイスデザイン
  • 中村 裕司(スパイスワークス):インターフェイスデザイン
  • 大野 喬史(スパイスワークス):インターフェイスデザイン
  • 和田 肇(マイクロソフトディベロップメント):プロジェクト補佐
  • 宮谷 隆(マイクロソフト):プロジェクト補佐

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