2012年度の卒業演習募集要項

すでに学生向けには配布されていますが、2012年度の本研究室の卒業演習の募集要項をアップします。

卒業演習募集要項2012_tmochi_final

基本的に厳しめに書いているのは、あとで聞いていない、という不満を学生さんが持つことを避けるためです。毎年先輩方は同じような形でゼミをやり、対外発表し、卒論を書いて卒業していっています。ただ、しごくつもりはないけど、確かにやる気がないとお互いに辛いので、テーマが決まっていなくてもモチベーションがあることが大切だとは思っています。

卒論を書くことは、以下の点で、学生生活において非常に重要なプロセスだと思っています。

  • 社会人としての文章表現を身につける、論理的な考え方を身につける、長文を書くスキルを身につける数少ないチャンスです。本研究室では、教員が添削するので、それなりの表現力を身につけることができるでしょう。
  • せっかく大学に来ているのに、書籍や論文等を読まずに卒業してしまうのはもったいないでしょう。先人の知を自分で読んで、自分で考察し、他者とディスカッションし、新しいことを考えていくスキルを身につけるチャンスです。

これらは表面的には基本的な読み書きですが、卒論レベルできちんと取り組むことが大切で、知識社会で創造的に生きていく基礎体力を身につけることができると考えています。なにも創造的な考え方は、研究者や大学の先生が身につけていればいいものではありません。

  • もちろん、4年間の学びをまとめるという意味で意義ある活動ですし、その過程で新しい知識や技能を習得するよいチャンスです。
  • 教員や先輩、周りの友人に助けてもらうということはあるにしても、一人で何か大きなモノ・コトを仕上げる体験という意味でも大切です。これからの人生に活きると思います。

そのうちOB・OGインタビューでも載せようかなと思いますが、卒業研究で何か学びたいという人には、それなりの実りを提供したいと思っています。